我々医者は病気を治すのが第一の仕事なのだが、それ以前に病気を見つけるのも仕事である。
つまり、人を見ると、この人に何か病気が隠されていないかいつも捜しているのである。
だから、外来で長期にフォローしている患者に対しては、半年や一年に一回は超音波やカメラを勧め、さらなる病気がないかどうかをチェックしている。
つまり、検診の仕事を我々が買って出ているのである。

胃内視鏡(カメラ)を受けるように患者に勧めると、「カメラはきついからバリウム検査(胃透視)にしてくれ」と言う患者が結構多い。
そう思っている人に一言。

「結果的には、最初から内視鏡をした方が楽である。」

その理由をお教えしましょう!
1.内視鏡の方が、病変の見落としが少なく、比較的小さな病変でも見つけることができる。
2.胃透視で病変が見つかった場合、最終的には内視鏡で病変を確認し、生検をすることによって初めて確定診断が下せる。つまり、二度手間になることを防げるのである。

このような理由で私は内視鏡を勧めている。
皆さんも、胃の検診は最初から内視鏡で診てもらいましょう。

・・・こんなことをいくら説明しても、納得しない頑固爺さんが熊本には多い・・・

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