謎だらけの風邪

2000年12月8日
どうも、世間の流行に遅れることなく風邪をひいてしまったようだ。
初めは38℃台の高熱と関節痛、ついで咽頭痛、鼻水・咳そう・喀痰と、いわゆる風邪のgolden courseである。

実を言うと、今回風邪をひいた原因は、実は二つ考えられる。
一つは、発症の4日前にインフルエンザワクチンを接種したこと。いかにインフルエンザワクチンが不活化ワクチンでも時期的にみて疑わざるを得ない。
もう一つは、発症の3日前にある女性とsexual intercourseがあったこと。その女性が風邪をひいていたのである。
一般的に考えて、後者の方が因果関係が強そうであるが、今回の発症のしかたは、私にはどうしても前者のような気がするのである。
いずれにせよ、血清学的診断は行っていないので、結論は謎のままである。

もう一つ不思議な点は、今回、ヘモグラムでWBC13900, CRP4.0という細菌感染兆候と、GOT77, GPT139, ganma-GTP330という肝機能異常を認めたこと。
通常、ウイルス単独感染ではWBCが10000を超すことは珍しい。また、肝機能については、私は大酒飲みのため、軽度の肝機能異常は予測できるのだが、今までここまで悪化したことはなかった。
採血のデータだけ見れば、入院してもおかしくないほどの結果である。
しかし、私本人は比較的元気にしているので、とりあえず肝庇護剤と抗生剤の点滴、ダンリッチ・ロキソニン・ポララミンという聞いただけで眠くなりそうな内服で治療している。

このようなわけで、今回の謎だらけの風邪はようやく軽快してきているようである。

話は変わるが、この日記には多くの薬剤師の方がリンクしてくださっているが、その方々の一言。
「服薬のcomplianceが最もよくないのは医者である。」
医者は、自分で勝手に薬の内容を変えて飲んでいます。注意してあげましょう。

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